泡の国のアリス

ユーモアな言葉選びがあちこちに見える読みやすい文体。
冒頭から引き込まれる程よい緊張感。
「初めての風俗で童貞を捨てる」決意を強く固めたと青年いう、見守りたいような、なんというか気になるシュールな展開。
可愛いありすちゃん。
読み進めたくなる要素が沢山ありました。
ライトに楽しく読めるのでオススメです。

果たして彼の運命や如何に。

完璧な一行目。相変わらず引き込む力が半端ない。しかもそのままラスト一行まで変わらない吸引力。爽やかな風が胸を吹きヌけていくような読後感。ダイ〇ンも真っ青。これは買いです。アタッチメントは別売りですか？

さらっと読めるくせに、読み終えたあと読み手の人生まで変わってる不思議な読み味。一人称が巧すぎてこちらまで緊張してくるし、テーマがテーマだけにラストが気になって一気に読まされ、最後に「やられた」と思わされつつも気持ちイイ。ああ、人ってこんなにも簡単に、何気ないことで変われるんだな。
（彼にとっては人生最大級の大冒険だったろうけど笑）

一歩が踏み出せず迷っているその背中を優しくそっと押してくれ…続きを読む

文面から、初めてソープに行く青年の緊張感がビシビシと伝わって来て……めちゃめちゃ笑いました。
主人公はいわゆるネクラ非モテキャラなのですが、言葉選びが常に面白く、終始笑いながら軽いノリで読めました。

風俗を取り扱った作品ですが、決して下品なものではありません。
人生が変わる瞬間を手に入れる、成長の物語なのです。
本当にそうなのかどうかは、本作を読んでお確かめください。