枢 公一

罪とは何か。幸せとは何か。

それを決めるのは他人か、自分か。

それとも道服を着たひげ面の大男か。

閻魔問答。閻魔裁判。

青年に下されたのは救いか。裁きか。

取調室という限られた空間だからこそ描ける会話劇。短い作品にもかかわらず前半と後半でその色を変える。惜しむらくはラスト。短編にしておくにはもったいない”創造力”をかき立てられる終わり…続きを読む

読み終えたときに胸にあったこの感情をなんとい呼べばいいのか。 ルナ計画。今回の二人のほかにも、きっと多くの別れの物語があるのだろう。 「人類の未来のために」 拍手されることのなのだ…続きを読む

なんだこれ。なんか面白いのにうまく説明できない不思議なお話。でも読んだあとちょっとほっこりとなる。なにかが変わるようでなんにも変わってない良さがいい。あなたの背中にもぶよぶよ、つい…続きを読む

完璧な一行目。相変わらず引き込む力が半端ない。しかもそのままラスト一行まで変わらない吸引力。爽やかな風が胸を吹きヌけていくような読後感。ダイ〇ンも真っ青。これは買いです。アタッチメ…続きを読む

口の悪いしゃべる鳥という設定からして面白い！鳥以外の設定も秀逸なので、欲をいえばもうすこし読んでいたかった感あり。良作。

甘いお菓子と猫まみれ。そんな夢の国にも足りないものがある。料理はただ食べるだけじゃない。人生（猫生？）を豊かにしてくれるものだ。あなたも豊かな生を手にしたい？　だったら美味しいモノ…続きを読む

なにも詳細が書かれていない。なのに、なぜか読んでいる自分もすべり台の下にいる気にさせられる。秘密を共有している気にさせられる。読み終えたとき、思い出がひとつできたような。そんな読後…続きを読む

すごく暴力的な作品。読み終えたとき、そんな印象を持った。痛みをともなうでもなく、なにかが胸のなかに残る。それはけっして心地よいものじゃない。だけど不快でもない。なんだろうこれは。た…続きを読む

個人的に、この世の中で「セックス同意書」は未来永劫できないと思ってる。それは自分の考えのうえでそう思ってる。だからこの物語はフィクションだ。フィクションなのだが。 いくつものエピ…続きを読む