完璧な一行目。相変わらず引き込む力が半端ない。しかもそのままラスト一行まで変わらない吸引力。爽やかな風が胸を吹きヌけていくような読後感。ダイ〇ンも真っ青。これは買いです。アタッチメントは別売りですか?
さらっと読めるくせに、読み終えたあと読み手の人生まで変わってる不思議な読み味。一人称が巧すぎてこちらまで緊張してくるし、テーマがテーマだけにラストが気になって一気に読まされ、最後に「やられた」と思わされつつも気持ちイイ。ああ、人ってこんなにも簡単に、何気ないことで変われるんだな。
(彼にとっては人生最大級の大冒険だったろうけど笑)
一歩が踏み出せず迷っているその背中を優しくそっと押してくれるような美しい作品。さあ、あなたも四万円を握りしめて泡の国にレッツゴー!