第27話 真夜中のコーヒータイム・・・その7

そうよ、待っていたいはずなのに


きっと、もう一度、愛し合える日が来ると分かっていても


そう信じて疑わない未来が怖かったの。


手を伸ばせば、そこに、あなたがいたはずなのに


抱きしめれば取り戻せたはずなのに


あの頃の私には、それを伝える術を探せなかった・・・。


そして、私は、私が歩き出さなければ


あなたはいつまでも歩き出せないのかもしれない


その想いが後戻り出来ない未来に手を出してしまったの。


・・・後悔する事さえ許されない未来に・・・

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