第22話 真夜中のコーヒータイム・・・その2

あなたを不幸にしたままで私の人生を終わりにしたくない


最近の私はそんな事ばかり考えています。


雪が降り始めた窓の外を見てる時も


雪灯りに照らされた庭を眺めていても


時々、あなたの吸っていた煙草と同じ銘柄の煙草を吸っています。


お酒もあなたが好きだった銘柄のお酒しか今は飲まなくなりました。


自分の死を思う時、生きてきた後悔の数を指折り数えてみるけど


両手の指を何回も閉じては開いてそして開いては閉じているうちに


流れていたはずの涙が、今では、ため息に変わってしまいました。


それでも思う事は今も変わらず同じです。


あなたを不幸にしたままで私の人生を終わりにしたくない・・・です。

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