第39話 真夜中のコーヒータイム・・・その19

本当は嫌われたくないから、言葉をはぐらかすようにわざと迷子の言葉を選んで


自分が好かれるように、相手の気持ちを尊重しているかのように振舞って


誰にでも良い顔をするから、自分の居場所が見えなくなってしまう・・・。


自分を軽蔑したり自分を慰めたり自分だけが不幸の中にいるんだと


それとなく周りの人たちに分かるように言葉を巧みに使いわけて


自分の不幸を餌に自分が嫌われないように


言葉遊びをしながら顔色を窺っていたあの頃・・・。

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