概要
では、何が埋めるのか、俺の中の空白を。
前の席に座ったそいつは長い艶やかな黒髪だった。
夏休みにはヘア・ドネーションするのだと、そのために伸ばしているのだと言う。
私の誕生日プレゼント用の黒髪長髪男性を書いてほしい
https://kakuyomu.jp/user_events/16817330651366461796
という自主企画への参加作品です。お誕生日おめでとうございます。
BLなのかどうなのかはわかりませんが、高校生男子が同級生の男子に悶々とする様子が含まれています。ご注意ください。
夏休みにはヘア・ドネーションするのだと、そのために伸ばしているのだと言う。
私の誕生日プレゼント用の黒髪長髪男性を書いてほしい
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という自主企画への参加作品です。お誕生日おめでとうございます。
BLなのかどうなのかはわかりませんが、高校生男子が同級生の男子に悶々とする様子が含まれています。ご注意ください。
きっとお返しできるものは何もないので、ご無理なくでどうぞ。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!隙間の名前が見当たらない
学生時代や幼少期のふとした感情を思い出す経験、誰にでもあるかと思います。
学生である語り手にもそれは起こり、ここまではあるあるなのですが、その後でも埋まらない空白として引き摺っていることが、この掌編の軸として美しく作用しています。
黒髪長髪の理由付けがあまり見るものではなく、それ故に語り手の空白に結びつき、対比の表し方になるほどなあと膝を打ちました。
長髪関係なくシンプルに面白く、色々と考えるところのある掌編です。読後にこうやって思案することになる小説は本当にいい小説だと、私は思います。
そしてこの思案にも名前はないのだ。
たいへん面白かったです、ありがとうございました!