言葉の味。

置いてきた過去の風を感じるような、余韻の残る短歌集。

するりと抜け落ちるものを、作者様にしか書けないであろう言葉で、
掬い上げておられます。

言葉の鋭さ、響き、浮かぶ情景が、
通り過ぎるように脳裏に広がる。

言葉の味を、堪能しました。