概要
これは、二人の👨👩🦰が現実の2023年に暮らしていたという記録。
2022年末に恋人に捨てられた波照間瑞稀26歳。卒業間近にもかかわらず未だ就職先の決まらない皆川笠司23歳。別々の街で暮らしている接点の欠片も無かった二人が「ツイッターで小説執筆」という共通項だけで知り合い、各々で仕事や恋や執筆などの生活を重ねながら緩やかに近づいていく。
そんな一年間を、丁寧に描くゆっくりとした物語です。
そんな一年間を、丁寧に描くゆっくりとした物語です。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!登場人物たちが実際にいるんじゃないだろうか、そう思わされる物語
失恋で気を落とす波照間瑞稀と、卒業間近でありながら就職先が決まらず多くの悩みを抱える皆川笠司。
互いに異なる街で暮らす2人を主人公とする物語で、それぞれを囲む環境や人間関係から2人の心情や過ぎていく日々......。
これらがリアルに読者に迫ってきて気が付くと「私たちが住むこの世界のどこかに彼らが暮らしているんじゃないだろうか」という感覚に陥るほどに小説に没頭してしまっています。
また、現実の時間軸でお話が進行していくところや主人公2人のtwitterから彼らの日常が垣間見れる工夫がされているところも感情移入させられる要因かもしれません。
これから2人を中心としてどのような物語が展開され…続きを読む