登場人物たちが実際にいるんじゃないだろうか、そう思わされる物語

失恋で気を落とす波照間瑞稀と、卒業間近でありながら就職先が決まらず多くの悩みを抱える皆川笠司。
互いに異なる街で暮らす2人を主人公とする物語で、それぞれを囲む環境や人間関係から2人の心情や過ぎていく日々......。
これらがリアルに読者に迫ってきて気が付くと「私たちが住むこの世界のどこかに彼らが暮らしているんじゃないだろうか」という感覚に陥るほどに小説に没頭してしまっています。

また、現実の時間軸でお話が進行していくところや主人公2人のtwitterから彼らの日常が垣間見れる工夫がされているところも感情移入させられる要因かもしれません。

これから2人を中心としてどのような物語が展開されていくのか、また、どんなきっかけで別々のところにいる2人が出会い、交流するのか。
楽しみが多く、今後に目が離せません!

皆さんもぜひご一読下さい:)