あとがき
あとがき さもない独り言 2
こんにちは。珠邑ミトです。
タマムラ・ミトと読みます。
タマのあるムラの話を書いています。
この度は『白玉の昊 破章』にお付き合いいただき、本当にありがとうございます。
いや、長過ぎた。三十二万四千字とか、どないなっとんねん。
完走してくださった方々、本当にありがとうございます。
長距離走とかいうレベルちゃいますよね。
僕も改稿しながら死ぬと思いましたもん。
特に終盤戦、一月中に『破章』全部出しすると決めてからは一日三話、三話から五話、ラスト二日は八話とか狂気の沙汰だったとしか言いようが……。
でも、ここまで出さないと多分どういう物語なのかわからないのではと思いました。思ったので、踏み切らせていただきました。
この後はさすがにちょっとゆっくりペースになると思います。
またのんびりと、お時間ございます時にご覧いただけましたら幸いです。
さてそう言えば。
カクコン中に、Twitterで小説関係の創作アカウントを作らせていただきました。
その時に、
#いいねされた数だけどうでもいい設定だろうが重要な設定だろうが意味不明な設定だろうが吐く見た者も道連れ
というタグがありまして。おもしろそうだったので色々書いてみました。
備忘録的にこちらに残しておきます。多少、ネタバレールというか、匂うかもって感じですが。まあ、然程重要な事は書いてません。お厭な方は薄眼で区切りまで通り過ぎて下さいませ。
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『白玉の昊』
①古事記、日本史、竹取物語を筋肉粉砕して再解釈再統合したものをベースにしている。
②瓊瓊杵=テイアでのジャイアントインパクト。これによる石長と木花之佐久夜の分割。
③舞台の地名は9割実名の親父ギャグ。鬼射県はオニール橋。
④ゆうひの名前はガチに間違えた。熊羆でゆうひなのに熊掌にしてしまった。
⑤食国は皇が統治する天下という意味なので、役割と本質はずれている。
⑥保食は初期プロットだと八咫の子を産んで食国に授乳タイミングで殺されるはずだった。
⑦梶火の名前の由来は梶裕貴さん。
⑧ 隋空のモデルはチャンカワイさん。
⑨八重と長鳴は珠邑が身長差萌えだからああなった。
⑩ヒロインは三人体制。食国、保食、玉蘭の三人のつもりで書いている。
11、古事記に精通していれば八割伏線はわかる。
12、熊掌と梶火には前世譚がある。
13、梶に色事指南したのは紅炎。南方じゃない。
14、本作は「ちりん。」で締める。
15、ふつうに1番かっこいいのは沙璋璞。ただし性癖はメンタルドS だと思う。
16、『序章』開幕時、主要少年達の中で童貞じゃないのは1人だけ。
17、瀛州の人間の名前に動物名が多いのは、珠邑が宇迦之に引き摺られたせいで深い意味はない。
18、姮娥側には喫煙文化があるが五邑側にはない。
19、八咫は八月八日生まれ。
20、供物の水、米、塩は、塩麹が元ネタ。
21、ハイヌウェレ神話を採用しているが、大気都比売の方はどうするか未定。
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このあたりでやめてしまいましたが、だいたいイイネの数だけ書けたはずです。よくがんばりました、僕。
カクヨムさんにお世話になるようになって、たくさんの感想や、レビューを頂きました。これらが僕の支えです。宝です。
僕は本当に不器用なので、こうやって書く事でしかうまくコミュニケーションが取れません。書いた物を読んでいただけて、そこに所感を寄せていただいて、そうして、やっと息をしている。
物語を書く事で、この頭の中を整理して、おずおずと皆様の前に差し出す。
僕から見えている世界はこうなんです。
おかしくはないでしょうか。
僕はまだ、人間として逸脱していませんか?
おかしなものですね。人の親になっても、それなりの社会人をやっていても、心のどこかには常にそんな欠片がある。開き直り方を身に着けても、幼少期に周囲の人から理解を示されなかったという経験は根深く残っています。
まあ、誰しも心の中核には子供の自分がいるものだし、年輪を重ねて「まあそんなものだよ」と言える大人になった自分がちゃんといる。
だからもう、それでいい。
一緒に楽しみましょう。
世界を。
味わえるだけ味わって、どこがどう好きでどう嫌いか、そんなところだけを少しだけ交わらせて。
最後に一つだけ。
無関心と暴力に対してだけは、赦さないという矜持を携えて。
では、次は『起章』にて。
どうか、日々ご健康でお過ごしください。
日本某所にて 珠邑ミト
白玉の昊 破章 ② 珠邑ミト @mitotamamura
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