序、破、急と読んで一区切り。
序は八咫と食国だけでなく彼らの周囲を巡る、言葉通りすべての始まり。
破は彼らが賢明にやれるべきことを果たして行く中、明かされる衝撃的なお話。
急の章はその結果が現れていくはずなのですが、破の章にも負けじと劣らぬ展開と衝撃的な真実が……。
日本神話やお伽噺を知っている人にはたまらない一品。この話にある濃密な文章はこの白玉の昊の世界観そのもの。
表現もまさに古事記や風土記を感じさせます……。展開が気になりすぎて、ページをめくる手が止まらねぇというやつです。
白玉の昊を読むなら
序 破 急
の順番がおすすめ。
この話と濃さはハードカバーの本ですよ。これ。普通に一冊欲しくなります。和風を感じさせるダークで重みのあるファンタジーが好きな人はおすすめ。
ぜひ序破急の順番で一読していただけると嬉しいです。
序章・破章ときての急章である。
果たしてどのような急展開を迎えるのかと、捲る手が止まらなくなるのは必至である。
覚悟というものがある。
人が覚悟を決めるのはどんな時か。何かを守ると決めた時か、己が信念を定めた時か、あるいは誰かの覚悟に触れた時か。
揺るぎない彼らの歩みには、ただそれを尊重して見守るしかないだろう。
緊迫した雰囲気から安定した雰囲気と緩急をつけながら物語は進む。
自分で読んでいるはずなのに、気付けば彼らに運ばれていっている。そんな気分になりました。
まだまだ途上の彼らに、これからも運んでいってもらいたく思います。
まだ未読の方、必見の作品です。
ぜひ序章からどうぞ。
序章や破章を読んだ方、これを読まないなんてもったいない。ぜひご一読ください。