思春期の少年少女らしいリアリティのある主人公にハラハラさせられる

視野の狭さ、思慮の浅さ、思い込みの強さ。
安易に自殺を考えるし、自殺することで相手に復讐できると考える。

実際は大したダメージなんか与えられなくて、相手はのうのうと生きていく。つまり死に損になることがほとんどなんですが、ニュースなんてろくに見ない年頃だからそんなことを考えもしない。

主人公シオの思春期ならではの思考と、行き当たりばったりな行動に青さがあふれています。

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