要所要所で心が締め付けられる作品

 この作品は、死を望む少女と、同じく死を望む年上の男性の2人が、ともに最期のひと時を噛みしめながら自殺の計画を練ったり、遺書を書いたりする作品です。

 取り扱っているテーマが重いものなので、読み進めれば読み進めるほど心がキュッと締め付けられます。2人が取り留めもなく笑い合うシーンの後に、「もうすぐで彼女らは死ぬ」というリアルに引き戻される。そんなことが何度か起こり、読み手側も辛い気持ちになる作品です(絶賛)。

その他のおすすめレビュー

真白坊主さんの他のおすすめレビュー112