シオとユージの人生に、幸が多からんことを…！

自殺という重いテーマを扱っている作品です。
そのテーマに比例するように、作品内を漂う雰囲気は重く、切ないです。
だけど、登場人物の心情が繊細に描写されていて、作者様の高い文章力も相まって、とても読みやすいです。

個人的に物語の作品のテーマはハッピーエンドが好みなので、シオとユージが最後に選ぶのは、予定調和の死なのか、それともそれ以外の選択肢なのか、とても気になりました。
どんな選択を選んだとしても、どうか、二人の人生に幸があらんことを祈ります。