概要
そうしてフレックは東部魔境戦線へ派遣されました…で終わらなかった
ヘリオスフィアが大好きな楽観的なフレックは、特異体質の所為で自分なんかと結婚しなくちゃいけないヘリオスフィアはなんて、なんて不幸なんだろうかと気付いてしまった。
自分みたいななんの取り柄もない奴と生涯一緒だなんて、不幸せだ。
駄目だ。
そう思って糞屑を演じ苦闘の末なんとか婚約破棄してもらう事に成功したのだった…。
そうして糞屑を矯正すべく送られた東部魔境戦線という過酷な場所で文官として頑張って頑張ったフレックは、ついぞ16歳の春、カミオカンデ王国が王都に戻る事と相成った。
東部魔境戦線の常識に染まってしまったフレックは、夢見たハッピーエンドがヘリオスフィアに訪れている…そう思っていた。
再会したヘリオスフィアは学生にして氷属性の騎士に成っていた。
空色の瞳美しい、銀の髪煌めく、騎士らしい背高
自分みたいななんの取り柄もない奴と生涯一緒だなんて、不幸せだ。
駄目だ。
そう思って糞屑を演じ苦闘の末なんとか婚約破棄してもらう事に成功したのだった…。
そうして糞屑を矯正すべく送られた東部魔境戦線という過酷な場所で文官として頑張って頑張ったフレックは、ついぞ16歳の春、カミオカンデ王国が王都に戻る事と相成った。
東部魔境戦線の常識に染まってしまったフレックは、夢見たハッピーエンドがヘリオスフィアに訪れている…そう思っていた。
再会したヘリオスフィアは学生にして氷属性の騎士に成っていた。
空色の瞳美しい、銀の髪煌めく、騎士らしい背高
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!心を溶かすような温かい作品
魔力を無効化する特異体質を持つ主人公のフレックは、政略結婚の相手であるヘリオスフィアに恋をします。
ですが予知のような夢の中で、ヘリオスフィアの幸せを見てしまいます。自分は彼の魔力暴走を止めるだけの存在だ。このまま婚約を続ければ、ヘリオスフィアの幸せを叶えることは出来ない。そう思い、フレックは婚約破棄をしてもらうために胸糞を演じます。すべては愛するヘリオスフィアのために――。
時折ほろっと出てくる独特な言い回しに魅了され、カクヨムを初めてすぐに筆者のファンとなりました。すべての作品に目を通せていませんが、筆者の長編は本作が初めてでした。
口当たりがよく、ふいに現れる甘さを感じる文章…続きを読む