普通の女性が「闘う」と決意するまで

SF。なのに魔法。そして戦いに巻き込まれるのは現代日本の大人の女性「サカナ」。
それだけでも異色かと思うのですが、彼女が戦闘中に思い浮かべるのは以前飼っていた猫のこと。
闘い、生命を奪うということに向き合っていくサカナの心の動きをフワリと描きます。
しかしながら、パワードスーツ「ハガネ」での戦闘は重く血生臭い!
柔らかく、重厚で、人の息遣いと金属音と炎に満ちている。
バランスの良い一作でした。

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