うちの近くには海はなく、山もない。猫も飼っていない。でも犬がいて、今晩は海鮮丼にした。私のクローンがカクヨムを彷徨っている。
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俺のクローンが寂れた漁村に彷徨う。どういう--いいから読んで見てくれ!と言ってしまいたくなりますね。短編です。故郷に顔を出すのを、帰れない車をあえて選ぶまでして渋る主人公。その言い訳がましさか…続きを読む
少ない会話なのに、相手との距離感や親密度、時間経過を感じさせてくれるのが凄いです。主人公の心理描写が、自然や風景と重なっていろんな色に変化していく。まるで、光の三原色のように色んな感情が交じり合…続きを読む
本作は北海道の寂れた漁村を舞台として、心の居場所を求めて彷徨する青年の物語です。どうしても閉塞的な環境に馴染むことができず、単身札幌に渡ってからは故郷に帰らずにいた主人公ですが、母の病気の報せに帰…続きを読む
重苦しい「田舎の空気」が、おそろしく精緻に再現された作品です。家族は朗らかなのに、親は気さくなのに、だからこそ感じる息苦しさ。寂れていくローカル線、閉まったシャッター……情景の欠片のひとつひとつ…続きを読む
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