一途で、勝手で、チープで、ナイーブ。だからこそ、まばゆい。

強烈な自己愛とか自尊心を持った人々が、初恋ゆえに見境なくズレていく横滑り感がたまらない!
奇行というフィルタを剥がすと、悲しいくらい「はじめてのこい」とまっすぐな、青春物。
「少年少女」だから、未熟だから、全力だから。
その愚行が愛おしくなる作品。
そしてそれらの真面目な感想を台無しにするべーちゃんの奇怪な動きが。