猫の生理に引きずられる鷲巣公萌え。

作中に登場する主人公、鷲巣公は神様です。ひとであった頃はバリバリの武断派です。強く、厳しく、気高い神様です。

でも焼き鳥の匂いに負けかけるの。猫に乗り移っちゃったから。神様なのにいちいち猫の生理に負けかける鷲巣公萌え。

という本題はさておき、この作品には、「まさにいま、失われつつあるもの」がひっそりと、けれど、確かに失われゆくさまが描かれます。けれど同時に、いつまでも失われないものがある。

何が、でしょうか? 「サンタはいないと気付く日に」改めて気付かされるものが、なのです。本作に触れ、そこに改めて気づく方が少しでも増えてくれれば、と思えてなりません。

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