一歩一歩踏みしめるような展開。

 ソフィアとカメリアの掛け合い、理想郷《アプトフォルス》の取り扱い方がこの作品の魅力です。
 死の運命から逃れるため理想郷に足を踏み入れる女性ソフィアと、そこで偶然出会った男性カメリアによる《デート》と称した旅。
 その中で起きる異変。二人の距離が縮まっていく様。
 まるで暖かい街頭の光に包まれたように進んでいくストーリー。
 どこをとっても、言葉の美しさ、作品の健気さにきっと感嘆の声を漏らす事でしょう。

 優しさと儚さ、美しさで包み込まれる作品です。おすすめ

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