自分の住んでいる町にも、もしかしたらこんな素敵な喫茶店が、どこかにあるのかもしれません。店の本棚に並ぶのはお客さんを唸らせる数々の蔵書。店主の掛ける音楽と、ミルで挽いてくれるコーヒーの味。知らず識らず始まる身の上話。こんなお店で、ゆっくりと過去を振り返ったり、心を休めたりしてみたいものです。店主と常連さんがゆっくり時間を掛けて作ってきた、他にはないお店です。2000字ちょっとの短編ですが、ずっとここにいたいなと思わせてくれる素敵な作品でした。
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