短い文章で的確な描写。最初の部分から一気に引き込まれて行ってその世界に入り込めます。 生きるとは何なのか、神とは? 自然とは? そんなことを考えさせられる素晴らしい小説でした。
ライト文芸を書いてます。 文芸社 第6回文庫NEO小説大賞 で大賞を受賞しました。「弁当男子の白石くん」発売中!
厳しい冬の大地。熊は神で、その身をもって人に生を齎す。親のいない兄妹と小熊が出会い、そこから物語は展開していく。村の掟。その掟から外れた時、悲劇が兄妹を襲う。切なくも厳しいセカイで生きる、ひと…続きを読む
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(173文字)
厳しい土地にある村の習俗が、くっきりと描かれています。そしてその中で寄り添う兄妹の姿が、凛として切なく、強い。これはもう、神話の1ページです。アイヌ文化やゴールデンカムイなどをご存知の…続きを読む
自然と共に生きる上で淘汰されていく人と動物。過酷な環境の中生きていく為、身を呈して妹を守る兄。この作品には冬の匂いという山の厳しさと神秘さがあります。切なくも美しい描写のこの作品に是非立ち寄っ…続きを読む
もっと見る