大奥の財政難を救うのは、男色本!?

時は江戸時代、徳川家斉の治世の時代。大奥はかつてないほどの財政難に陥っていた。
季節の行事や贅沢が取り締まられ、活気のなくなった大奥を、主人公の高遠は、趣味で書いていた男色小説を出版し、その売上で大奥を立て直そうと試みる。
しかし男色に対し、如何わしいものという価値観の時代、男色本の発行に幾つもの障害が立ち塞がり……

文章が軽妙で、当時の江戸の文化や大奥の様子が分かりやすく書かれてます。
おすすめです。