「選ぶこと」と「選ばれること」
- ★★★ Excellent!!!
時々考えることがある
人はなんとなく選ぶ側と選ばれる側どちらかにいる
選ぶ側は、いつも「決める」ことに疲れていて
選ばれる側は、いつも「待つ」ことに疲れている
世界は両側の疲れに覆われていて、陰雨のように心を重くする
選べなかったこと、選ばれなかったこと
それぞれの想いが降り止むことはない
いつまでも雨やどりをしているわけにもいかないのだろう
雨の中、色とりどりの傘が行き来するイメージが浮かぶ、素敵な小説でした