第5話への応援コメント
ごきげんよう、おお、これまでじわじわと現実を侵食しそうで、でも明確に何がどうとは判らない程度だった「不安」が、読者には「恐怖」に一気に変質した瞬間ですね、これは凄い迫力ですね。
森の方へ、というのがこの3人、何か触れてはいけないもの関わっている、危険な香りがします。
黒い女、というのが芙蓉さんではないのは確かだし、それがぬばたま様なのか?
ヤンチャが行き過ぎて仕出かした人間が、今まで黙認していた周囲から行き過ぎを責められて今度は被害者になっていく、よくある自業自得のパターンですが、これも負のスパイラルですよね。
芙蓉さん、あくまでも自分の評価を上げる為、もう相当割り切ってますよね、却って清々しいほど。深々と頭を下げて伏せた顔に、ニヤリと悪い笑顔を浮かべているところまで想像してしまいました。
芙蓉さんはここで、怪異に関わるのかしら?
いえ、これ、怪異かどうかは別としても危険な香りがします。
ドキドキしながら次回も楽しみにお待ちしていますね。
作者からの返信
ごきげんよう、ちょっとずつ現実に滲み出てきた怪異ですが、いい具合に恐怖に変換されていたら嬉しいです。ホラーって難しい!
黒い女の正体、色々と考察していただけて嬉しいです。そうですねー、確かに芙蓉ではないかもですが、条件に合う人を探していくと……?
スクールカーストの逆転現象は本当に残酷ですね。いや、そもそもいじめるなという話なのですが。
芙蓉の黒さ、ちょっとでも伝わっていれば幸いです。
……あれ? 黒いといえば……?
第4話への応援コメント
ごきげんよう、ああ、なるほど、芙蓉さんには以前の学校でそんな過去があったんですね。ううん、辛いなぁ、それ。
自殺未遂の原因として、幼い子供たちなら飛びついてしまいそうな、事実関係の立証が殆どできない、無責任な噂、けれど、一定以上の重さをもって付き纏う噂。
そんな経験があれば、転校先では二度と同じ過ちを繰り返したくない、そんな気持ちが働くのも無理はないし、芙蓉さんくらい頭の回転が速くてアクティブなら、その苦い体験を糧にして計算高く動こうとしても当然かもしれませんね。
でもここでも現れる、ぬばたま様の影。
指の痛みがそのうち心を刺すようになるとしたら、これは恐ろしい。
なんだか、ぬばたま様が芙蓉さんの後を付いてきているような、不安感。
作者からの返信
ごきげんよう、芙蓉の過去にもチラッと触れました。違和感、あったかなぁ。そこは分からないのですが、「お前そこを気にしてるの?」みたいなの、あれば嬉しいです(なければ僕の実力不足)
幼い子ならそういうところに飛びつきますよね。短絡的だけど、何だか気持ちは分かる、そんな帰結。
芙蓉の計算高さに理由がつけば嬉しいです。彼女もそれなりのことを背負っているのですが、それがどう働くか……。
この章ではぬばたま様が芙蓉の周りに浮いたり沈んだり。ちょっとくどいかも、ですけどね。そこらへんの加減も頑張ってみます。
第3話への応援コメント
>いじめを受けた子とは違う。あいつらはノロマだった。
うわぁ……やっぱりこういうタイプの子でしたか……
最後の封筒は、開けちゃダメなやつだったのでは……
ここからどうなっていくのか楽しみです!(ちょうどジャパニーズホラーを求めていた)
作者からの返信
僕の高校、こういう子多かったですね……中学時代は内申点のために生徒会長になったけど、本音を言うと周りのぐずさにイライラしてた、みたいなこと言う人。校内政治できてない奴が悪いみたいな言いぶりの一軍系。男子も女子も。
いけないことだと分かってるんですけど封筒って開けたくなりませんか? 僕だけかな。何かこう、ワクワクしちゃうんですよね。魔法の手紙とか入っていそうで。そんな思いからこんなホラーが……。
第3話への応援コメント
ごきげんよう、うわぁ、最後の1行。
ぞっとしました。
効果抜群ですね、これは恐ろしい。直接的な攻撃や被害(指を挟んだのは違いますよね? 違うと言って下さいぃ!)はないけれど、得も知れぬ不安と、些細だけれど忘れ難い恐怖を心に刻み付けるような、そんな現象。
冒頭のお話は、第1話の女中さんを追い出した後のお話ですよね。
そうか、ひょっとしたらこの学校は、村の長のお屋敷の跡地?
追い出された女中さんが最後に呟いた「ぬばたま様」が長の屋敷へ、そして長い時を経て跡地に立った学校へ?
熟成された恐ろしさ。
学校の先生達も、なんだか無意識の内に「ぬばたま様」を刷り込まれているような恐ろしい感覚。
芙蓉さん、結構、計算高いというか、純粋に理想に向かって、というのとは違うタイプなんですね。
いえ、それはそれで責めるようなことではないですし、必要なスキルでしょうし、なにより、学校内の女子社会のヒエラルキーというのは、リアルでも重要です(おんなという生き物は、子供のから既におんな、なんですから)。
でもそんな彼女の計算が、徐々に崩されていきそうな不安感が……。
作者からの返信
ごきげんよう、最後の一行決まっていたら嬉しいです。
この怪異はだんだん迫ってくるようなイメージでして、徐々に徐々に範囲が狭くなっていきます。まだ主人公の外堀かな。水が染み込むみたいに、だんだん入ってくるような……。
そしておっしゃる通り、冒頭のシーンは女中を追い出した後のお話です。
村の長のお屋敷跡に建った学校。呪いが続くのか、それとも芙蓉の時代は芙蓉の時代で、別の呪いがあるのか。一応、水堂さんも印を結んでから死んでいることだけお伝えしておきます。
女性の計算高さは、知ることができる範囲で存じ上げております。女性社会のヒエラルキー、男性からすると「ひー」って声を上げたくなるくらいです。芙蓉もそんな計算高さを持っている子かもしれません。内申点のために生徒会長になるような子ですから……。
ジャパニーズ・ホラーに挑戦する機会なかなかないので、「これでいいのか?」ばかり繰り返しています。頑張っていい作品に仕上げますね。
第2話への応援コメント
ごきげんよう、芙蓉さん、美しい、優しそうなお名前ですよね。
けれど生徒会長に立候補するだけのことはある、真面目そうで、きっと聡くて、しっかりしていて周囲には頼られていて、けれど社交的な。
うむむ、ぬばたま様、という名前が生徒間に広がっているんですね。
第1話にあったように、昔から伝わる説話、という感じでしたから、それで生徒さん達も知っているのか、そう思えますけれど、なんだか、死の間際に呟くぬばたま様が、学校に出没する、その些細な違和感がなんとも言えず不気味さを感じさせますよね。
指の内出血(想像するだけで痛く感じちゃう!)、広がっているというのが、そう感じるだけなのか、それとも?
ううん、説話のぬばたま様に質量が与えられたような、静かな恐ろしさです。
次回もドキドキしながらお待ちしていますね。
作者からの返信
ごきげんよう、芙蓉さんのキャラクター性を気に入っていただけて嬉しいです。確かに社交的、賢いのかもしれませんが、彼女の紡ぐ物語にこれから着目していただけますと幸いです。
ぬばたま様。
学校の生徒の間にも広がるオカルトの噂。説話の存在なのに現代まで息づくそのしぶとさ、念の深さ、感じていただけて嬉しいです。この回で少しぬばたま様が近くなったかな。
指の内出血、痛そうですよね……僕も経験あるからつい「いたた……」なんて思いましたけど、これも後々。
楽しんでいただけるよう頑張ります!
第1話への応援コメント
ごきげんよう、飯田さま。
新連載の開始、おめでとうございます、そしてありがとうございます。また飯田さまの作品を楽しめる日々が来るのですね、ワクワクです!
って、これはホラー? 私、怖いのは苦手なんです、でも飯田さまの物語はホラーでも楽しくて読んじゃうんですよね、だからこの物語も楽しみたいと思います。
ぬばたま様。
冒頭、どうやら昔、江戸時代より以前の物語、死さえ生ぬるく思えるほどの苦境、そして絶望の果ての「ぬばたま様」。
時は現代、きっと苛めに会い、彼女もまた絶望を感じた末に、屋上から身を投げ出して「ぬばたま様」。
ぬばたま様、絶望から逃れるために縋る、どうやらそんな生易しい存在ではなさそうな、物語のプロローグとしては効果満点の素晴らしい展開ですね。
自分の学校で起こったいじめが原因の自殺を、話題の接ぎ穂としてしか語らない生徒達、これを冷たいとか無関心だとか一括りで非難できぬような、不思議なリアリティを感じさせるのも絶妙だなぁと思いました。
引き続き楽しませて頂こうと思います(出来る限り、お日様が出ているうちに読もう!)。
作者からの返信
ごきげんよう、しのぶ様。そして返信遅くなりまして申し訳ございません。精神病の方の調子が悪く……。
本格的なホラーは本作が初挑戦でして、きちんと機能するかなかなか心配です。楽しんでいただけたら光栄ですが……。
死に際に放つ「ぬばたま様」。
救いの神なのか、果たして何なのか、謎めいた状況からスタートを切ってみました。演出効果あれば嬉しいです。
生徒たちの無関心そうなやりとりも、一生懸命工夫してみました。若者言葉もちょっと調べてみたり……。
楽しんでいただけたら嬉しいです。お日様の出ている内に!
第5話への応援コメント
ホラーとミステリーが合わさって飯田さんの得意な物語だね😆😆
コンさん思い出すわー😆
この3人の女の子たちをぎゃふんと言わせるのか、お化けから助けるのか…?
作者からの返信
いやー、本格的なホラー書くのは初めてだからちゃんとできているのか不安なのよね。コンさん元気してるかな。
この三人の女の子の運命やいかに。