ごきげんよう、ああ、なるほど、芙蓉さんには以前の学校でそんな過去があったんですね。ううん、辛いなぁ、それ。
自殺未遂の原因として、幼い子供たちなら飛びついてしまいそうな、事実関係の立証が殆どできない、無責任な噂、けれど、一定以上の重さをもって付き纏う噂。
そんな経験があれば、転校先では二度と同じ過ちを繰り返したくない、そんな気持ちが働くのも無理はないし、芙蓉さんくらい頭の回転が速くてアクティブなら、その苦い体験を糧にして計算高く動こうとしても当然かもしれませんね。
でもここでも現れる、ぬばたま様の影。
指の痛みがそのうち心を刺すようになるとしたら、これは恐ろしい。
なんだか、ぬばたま様が芙蓉さんの後を付いてきているような、不安感。
作者からの返信
ごきげんよう、芙蓉の過去にもチラッと触れました。違和感、あったかなぁ。そこは分からないのですが、「お前そこを気にしてるの?」みたいなの、あれば嬉しいです(なければ僕の実力不足)
幼い子ならそういうところに飛びつきますよね。短絡的だけど、何だか気持ちは分かる、そんな帰結。
芙蓉の計算高さに理由がつけば嬉しいです。彼女もそれなりのことを背負っているのですが、それがどう働くか……。
この章ではぬばたま様が芙蓉の周りに浮いたり沈んだり。ちょっとくどいかも、ですけどね。そこらへんの加減も頑張ってみます。
編集済
ぬばたま様以外にも面白そうな怪談が…!
この前の迷宮入りクラブもそうだけど、太朗の作品って全部盛りフルコースみたいで豪華だよね。満足感すごい!
作者からの返信
ぬばたま様の他の怪異……こ、こいつらは刺身のつまみたいなもので……あ、でもちょっと深掘りしてみるのもありかな。じょったちこだちとか名前気に入ってるしな。
てんこ盛りなところ、もしかしたら思考が派手なのかもね。もっと控えめな男になる……。