概要
その〈異常な光景〉を目にした時から、私の世界は変わった
役に立たない〈特殊な目〉を持つ私――瀧ノ川弥恵は、転入生の小澤田喜希くんのことが気になって仕方がなかった。私の目には、彼が〈異常〉に見えていたからだ。
その〈異常〉が何を意味するのか知りたい私は、小澤田くんと話そうと奮闘する。そんなある日、彼が作り出した〈異常な光景〉を目にする。
小澤田くんを知ることで明らかになるあたたかくて残酷な世界。それらと向き合い、私たちが導き出す答えとは。
特殊な力を持つ高校生男女の甘くて切ない恋愛ファンタジー。
※2020/12-2021/11公開していた物語の大幅改稿版
その〈異常〉が何を意味するのか知りたい私は、小澤田くんと話そうと奮闘する。そんなある日、彼が作り出した〈異常な光景〉を目にする。
小澤田くんを知ることで明らかになるあたたかくて残酷な世界。それらと向き合い、私たちが導き出す答えとは。
特殊な力を持つ高校生男女の甘くて切ない恋愛ファンタジー。
※2020/12-2021/11公開していた物語の大幅改稿版
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!彼が言葉を「食べて」しまうのを、私は「見て」しまった。
他人が発した言葉を、視覚的に見ることが出来得る主人公の女子高生は、ある日転校生に出会う。転校生は、他人の発した言葉を、咀嚼して飲み込んでいた。それを目撃した主人公は、似たような能力を持つ彼を、特別な存在として見ることになる。そして、互いの能力を打ちあけ合う。しかしそこには、二人の能力が自身の暗い過去に関係するという発見があった。
これらのことで急接近した二人は、互いの能力について調べ始める。そして二人が偶然、同じ神社に通っていたことが判明する。そして彼は自分の能力を、返還したいと思うようになる。そこで二人が協力を仰いだのは、主人公の兄だった。主人公の兄は、大学で日本文化について学び、神様…続きを読む