葬儀と桜、そして人。

花咲師と呼ばれる存在。
灰を花に変える、ただそれだけの力。

この物語は、主人公が花咲師と呼ばれる祖父と共に葬儀に参列している所から始まります。

花咲師の力、そしてその使われ方。
主人公の祖父との関係性・花咲師に対する考え。 
それらが絶妙に表現されており、気がつけば惹き込まれました。

それから数年の時を経て、主人公は祖父の跡を継ぎ、10代目花咲師として職務を全うしていくのですが、やはり人の「死」に関する職務。

人々の心、そして亡くなられた方の過去。
そういったものが、ヒシヒシと伝わる描写。

長編物ということですが、まだまだ話数は少なめなので是非、今からでも読まれることを勧めます!

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