短編らしいシンプルな構成ですが、印象的なシーンがいくつもあって読後にその風景が刻み込まれる、そんな作品です。最後のシーンも良かった。このまま続編に突入してほしいと思えるような一作でした。
できるだけ人が傷つかず最後には救われるような、平和な少女漫画みたいな優しい世界をお話にしたいと思っています。 ◆2023年9月 カドカワ読書タイム短編児童小…
これが短編か……と唸らざるを得ない圧縮された人物描写と物語。たった6千文字でキャラを立てた上で物語も完結させる、見事な構成と読み応え。長編しか書けない人間としては脱帽するしかありません。 ぜひ続…続きを読む
本当に好きな作風でした!怪しく悍ましく、けれどもどこか哀愁の漂うキャラクター達。粋、雅、そして風流という言葉すべてが清十郎にあてはめられていて、その心意気に飲み込まれてしまう程です。文章もその…続きを読む
歴史・時代・伝奇ものでこれだけ読みやすく綺麗にまとまるもんなのか。と感服させられました。清十郎のキャラもすごく良いですが、話の流れがまたいい。この文体で世界観を出しながら、これだけ読みやすく…続きを読む
精悍にして偉丈夫、粋な風来坊の榊清十郎は、ある時ふらりと桜の大樹に立ち寄る。そこに気配なく女が現れ、樹上へ登るよう彼を促すが、その真意やいかに……? 時代系作品の文体でありながら読みやすく、さ…続きを読む
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