現実味のあるファンタジー

「コメント付きレビューを書いてみましょう!!」の企画より参りました。
五話まで拝読した上でのレビューとなります。
拙いレビューではありますが皆様の一助になれば幸いです。


現実とファンタジー。
相反する言葉ですが二つの要素が巧みに絡み合っています。

ファンタジーなのにリアルなのです。

異世界だけれど魔法がない世界でそれを操れると思わしき主人公。
まだ序盤なので真相は明かされていませんが、その事に関する葛藤も垣間見えて続きが気になります。

モンスターに関する設定も独特で興味が湧きました。

モンスターに襲われた町の描写も生々しく、その驚異が窺い知れます。

そして特筆すべき点。
異世界物でモンスターと言えばゴブリンやオークが多い中、こちらの作品でまず名前が上がるのがアンズーなのです。
某ゲームでは馴染みがあるのですが、私が読んできた異世界ファンタジーでは初めて目にしたかもしれません。
それに対抗する過程も一筋縄ではいかないようで......。

「またゴブリン相手に無双か」と飽きてきた方には新鮮なのではないでしょうか。

これからの展開に期待が持てます。
是非ご一読ください。

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