ぜひ一気読みしてほしい

 主人公の女性は、公園にいる男性のことが気になっていた。そして彼女は彼に話しかけ続ける。例え彼がそれに答えてくれなくとも。

 そして彼は急に、姿を見せなくなる。不安に思ったのも束の間、数日後、彼は再び彼女の前に現れる。しかも今度はあちらから話しかけてくれた。

 しかし彼女の心境は複雑。何故なら彼女は一瞬でもこう思ってしまっていた。

 ──彼は連続殺人犯なのではないか?と。

 ──

 一万字に満たない短編小説だったが、その中でも起承転結、そして人物の心象描写がしっかりとしており、主人公の気持ちに寄り添って、とても楽しむことが出来た。
 何より結末が個人的にすごく美味しかった。

 結局彼の正体は何なのか。主人公は一体どうなってしまうのか。気になる人はぜひ一気読みしてほしい。

その他のおすすめレビュー

秋野凛花さんの他のおすすめレビュー520