ぜひ一気読みしてほしい
- ★★★ Excellent!!!
主人公の女性は、公園にいる男性のことが気になっていた。そして彼女は彼に話しかけ続ける。例え彼がそれに答えてくれなくとも。
そして彼は急に、姿を見せなくなる。不安に思ったのも束の間、数日後、彼は再び彼女の前に現れる。しかも今度はあちらから話しかけてくれた。
しかし彼女の心境は複雑。何故なら彼女は一瞬でもこう思ってしまっていた。
──彼は連続殺人犯なのではないか?と。
──
一万字に満たない短編小説だったが、その中でも起承転結、そして人物の心象描写がしっかりとしており、主人公の気持ちに寄り添って、とても楽しむことが出来た。
何より結末が個人的にすごく美味しかった。
結局彼の正体は何なのか。主人公は一体どうなってしまうのか。気になる人はぜひ一気読みしてほしい。