短編という短いお話の中で、テンポよく会話が進み、情景が色鮮やかに浮かび上がる。
ヒーローとヒロインである、ファルゼンとルールティア、ふたりのキャラも立っている。
ストーリー仕立ても、異世界転生にガチャ、溺愛や悪役令嬢という昨今の流行りの設定を上手に織り交ぜていて、読み応えのあるとても面白い作品でした。
さらりと読みやすく、くすりとも笑える。
しかし、それだけで終わらず、6000文字程度では収まらない世界が待っています。
惜しくも短編という制限の中、描かれていない三年間の話が気になるところで……。
そんな楽しみまで残してくれるような物語をぜひ、読んでみてください!