男性不信の美人刑事とベテラン刑事のバディが暴いた事件の全貌とは

第一章を読み終えた時点での感想で失礼します。
導入としては複数の女性と黒い噂が絶えない芸能関係者が犠牲になったところから始まった事件に主人公の女刑事と相棒の刑事が挑んでいく物語。

バディの2人のバランスの良さ、捜査進展速度、次々と現れる登場人物達から得られる手がかりとスピード感のある文章にスッと入り込むことが出来、あっという間に読み進められるのですがそれでいて目が滑るといった事もなく物語の展開に置いていかれず楽しめました。

捜査中明らかになる闇と主人公の薄暗い過去の絡ませ方も上手で没入感の増加に一役買っていて良いと思いました。

ですが登場人物の名前で一瞬の読み方が分からず文字を追うのが止まってしまう時があったので、初めて個人名が出る時はルビを振っているとノイズ無く読めて良いかなと思いました。