茨の道を突き進んだ先に、幸福はあるのか。

不遇な生い立ちがある主人公に、全く優しくない世界です。すぐに殴られるし、蹴られるし、血を流す……厳しさが嫌でも伝わります。

それでも主人公は、この舞台から降りようとはしません。むしろ、更に進んで行こうと一歩ずつ踏み出していきます。それは、自分の大切な存在を守る為……

仲間や敵も、一癖では収まらない人達ばかり。過酷な世界で生きている故、ピリ付いた空気が続きます。ですが、たま~にクスっと笑える部分も。

そしてそして……この残酷な現実の中、主人公が抗って勝利を掴みに奮闘します。劣勢がずっと続くけれど、諦めない。その姿を見て、応援したくなるに違いありません。

安心したと思いきや、さらなる地獄が待っているという鬼畜仕様。生温い無双やチートなんかとは、一切合切無援です。

それでも、読み進めていきたい。

何故なら、主人公が泥まみれになっても努力を続けるから。

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