第5章 作者が伝えたかった事
最後に、作家の世界は非常に残酷だと思います。
埋もれてしまった作品は殆ど誰にも読んで貰えず、新しい話を更新してもPVは対して増えず、それどころかブクマ(フォロワー)が減ってしまう事もあり。
自分が頑張って話を数十話投稿して、ようやくフォロワーを数十人確保しても、人気作家や才能のある新人が新作を1話投稿しただけで、いきなり数百人のフォロワーが付いて、自分との差をまじまじと見せつけられたりと、心が折れそうになる出来事は幾つもあります。
そして、そんな悩みを抱えている人たちに対して、私は頑張って続けてみようとは言えません。頑張ったらPVやフォロワーが増えると私は保証できませんし、伸び悩んでいる時の苦しみも私自身何度も味わって来ているので、よく分かっています。
ただ、そんな人たちに対して私が言いたいことは、今小説を投稿しているサイトで駄目だと思ったら、他のサイトに移る事も一つの選択肢だという事です。
ただ、これも100%上手く行くとは限りません、私の場合は偶々上手く行きましたが、なろうに投稿している小説をカクヨムに投稿した結果、なろうよりもPVやフォロワーが伸びなかったという話は、ネット上には多く転がっていますし。
それとは逆に、カクヨムからなろうに移った結果、上手く行く場合もあると思いますし、この二つのサイトが駄目でも、他の小説投稿サイトでなら上手く行く可能性もあるのではないかと、私自身はそう思っています。
ただ、基本的に人は変化を嫌う生き物で、今投稿しているサイトから別のサイトに行きたくないと言う人の気持ちも分かりますし。
そもそもの話、複数のサイトで自分の小説を管理するのはとても大変なので、無理にやってくれと私は言いませんが。
読者の方から反応を貰えず筆を折りたいくらい辛いのなら、やってみてもいいのではと私は思います。
実際に私自身もカクヨムに小説を投稿して、それなりの反響を貰えたことで、殆ど消えかかっていた執筆意欲も、少しは回復する事が出来ましたし。
どうせ止めてしまうのなら、全ての手を尽くした後でも遅くはないのではと私は思いますし、私みたいに偶然ヒットする可能性も0では無いのかもしれません。
今の場所で駄目でも、他の場所なら上手く行く可能性がある、これがこのエッセイを通した上で私が伝えたかった事です。
但し、これはその小説が面白いという前提の話です、何処に行っても詰まらない作品が評価される事はありませんが、本当に面白い作品なら今は埋もれてしまっていても、他の場所に行ったら、誰かが見つけ出してくれる可能性はあります。
なので、どんなに辛くても、読者に面白いと思って貰える作品を書くことを諦めてはいけない、これは作者として最低限、必要なことだと私は思います。
そして、そうやって頑張っていればいつの日か、貴方の作品が日の目を浴びる事があるかもしれませんし、日間ランキングに乗れる可能性も少なくないと思います。
少なくとも、二年以上何の成果も出せなかった私ですら、一時期とはいえ日間ランキングに乗れたので、私以外の方でも全然可能性はあると思いますし。
何でしたら、この程度の文章しか書けない奴がランキングに乗るんなら、俺だってそれくらい可能だと思って頑張って貰えたらと思います。
こんな偉そうなことを言える立場ではありませんが、今後もお互いに切磋琢磨し合いながら執筆活動を頑張りましょう。
以上でこのエッセイを締めさせて貰います、ここまで読んで下さってありがとうございます。
それと良かったら、私の書いている「罰ゲームで学年一の美少女に告白したけど何故かOKされました」も読んで貰えると嬉しいです。
長年底辺だったなろう作家がカクヨムにも小説を投稿してみた結果 向井数人 @tyuuni
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