顔を変えた先にあるものとは

顔の交換という高度な医療技術が存在する世界。
主人公に、とある女性が顔の交換を持ちかけられるところから物語は始まります。

主人公にとって顔の交換は光明になり得る何かでした。顔は自らの暗い過去との繋がり象徴する部分であり、それを変えることがイコール自分を変えるきっかけになるのだから。
しかし主人公の過去が明かされていくにつれ、その様子が変わっていきます。

顔の交換という不思議な設定はあくまで演出上のもの。その本質は主人公の心情にあります。
この描写が鮮やかです。ぜひ読んでみてください。