中世中央アジアを彷彿とさせる草原の国を舞台にした壮大な恋物語

拡散と収縮、対となる力を秘めた二人の少年少女がお互いを意識しながら成長していくお話。

少し世間知らずでマイペースなタリアと、彼女を妹の様にかばいながらもふとしたきっかけで異性として意識し始めるカザク。共に決して明るくはない幼少期を過ごし、魔術の素養を発露して大魔導士ジャニベグの弟子として過ごしていた。

そんな二人は国の要である「泉」に携わる魔術師として政争に巻き込まれ、やがて舞台となる草原は戦乱の機運が高まっていく...

長編ながらすごく読みやすい文章です。「魔導士恋愛ファンタジー」に食指が動いた方はぜひ一読あれ。

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