不老不死のサクラは何故枯れたのか？

「不老不死のエッセンス」がかけられた奇跡のサクラが枯れた。
エッセンスの効果を揺るがす大事件の解決を命じられた主人公は、とある真実にたどり着くことになる。

たった6000字弱の中に無理なく世界観や設定が練り込まれ、読者を作品世界に引き込む見事なミステリー。魔術の存在する世界ではあるが、そこにもうひとつ「エッセンス」という要素が組み込まれ、これが物語の切っ掛けでもあり鍵になっている。

短編でさらりと読めるので是非ともこんなレビューなど見ずに、どうか小説の方を読みに行ってもらいたい。引き込まれること請け合いだ。