くだん。人と牛が混ざり合った予言の獣。

田舎の神社をついでしまった主人公。
妖怪だの幽霊だの信じていないのに、どういうわけか「すごいお祓い」ができるとインフルエンサーに宣伝されてしまう。そんなことできないのに。
そのせいかある日尋ねてきた女性にも、「妖怪を産んでしまった」と相談されてしまう……。

生命力に溢れた赤子の怪異というのは、一種のグロテスクささえ感じるもの。
件であればなおさら。
目の前で起きる不可解な出来事に引き込まれます。

オチは私は好きなタイプですが、人によっては好き嫌いがあるかも。
ただ一言だけ言うとするならば、狂気は感染するものなのかもしれない。