概要
妹さえいなければ幸せなのに――姉妹と悪魔が紡ぐ裏表対の物語をご堪能あれ
「昼から夜、夜から朝へ。曖昧な時間の境界線で、少し変わった悪魔と出会う。
妖しくも悲しい彼らの声。軽やかに響くステッキとカードの音。
迷い込んだ人間に対し彼らはいつもこう囁くんだ。
『あなたの願いを叶えましょう』
――不安、怒り、焦りに恐怖。
黄昏時と彼誰時。そんな気持ちがあるのなら決して出歩いてはいけないよ。
影に巣食う魔物たちが、君たちを裏世界に連れて行ってしまうからね。
入ったら最後、決して帰ることのできない裏世界。
それでも、その悪魔たちに会えれば帰れるかもしれないね。
優しいお代と引き換えに、あなたを元の世界へきっと送り届けてくれるはずだから。
影の世界の迷い子を送り届ける少し不思議な悪魔だよ」
人と悪魔と魔物と街と。
不可思議なことが起こる夕幻街で紡がれる、こ
妖しくも悲しい彼らの声。軽やかに響くステッキとカードの音。
迷い込んだ人間に対し彼らはいつもこう囁くんだ。
『あなたの願いを叶えましょう』
――不安、怒り、焦りに恐怖。
黄昏時と彼誰時。そんな気持ちがあるのなら決して出歩いてはいけないよ。
影に巣食う魔物たちが、君たちを裏世界に連れて行ってしまうからね。
入ったら最後、決して帰ることのできない裏世界。
それでも、その悪魔たちに会えれば帰れるかもしれないね。
優しいお代と引き換えに、あなたを元の世界へきっと送り届けてくれるはずだから。
影の世界の迷い子を送り届ける少し不思議な悪魔だよ」
人と悪魔と魔物と街と。
不可思議なことが起こる夕幻街で紡がれる、こ