色彩を認識出来ない少女と、感情が分からない少年の物語

ロイド子爵のご令嬢、パステルは、虹色の髪を持つ少女。しかし彼女の世界はモノクロで、色を認識出来なかった。
そんなある日、セオという少年が屋敷の庭に降ってくる。そのセオの色彩をパステルは初めて認識できたのだが、セオは感情というものが分からない少年だった……。

とにかく文章が美しい。まるで詩を読んでいるかのようだ。
パステルの心情、色彩のない世界、セオの不思議さが美しく繊細に描かれており、読んだあとは心が洗われるようだ。
是非ご一読を。

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