第2話 マジで?

とかなんとか考えてたら気がつくと気がついた。

気がつくということは俺が俺である、ということだ。


「気が付きましたか?」

まるで女神のような人だ。

「まるでじゃなくて本物の女神ですよ?」

「えっ」

声に出す前に!?

「神様ですから」

マジっすか

「マジっすよ」

なんかご用で?

「意外に冷静ですね」

まあ、起こっちゃってるんで


「さて、あなたはネット小説を読むタイプですか?」

「あ、心読まないんスね」

「めんどくさいので」

「なるほど、えーっと、まあネトゲとか普通に好きなタイプなんで、暇つぶしに読んでましたね。異世界転生モノとか」

「そう、ソレ!」

「そう、ソレ!?」


「貴方には、とある場所に転生して頂きますが、何も条件はありませんので自由に生きて下さい。なにか質問は?」

「質問だらけなんですが」

「特にないですね!では転生を始めます」

「ちょっ」

「今度こそ心のままに生きなさい!」

女神がそう言うと、辺りが光に包まれる。


「異世界転生モノの小説を読んでいたなら何とかなるでしょう!」

ちょっ!流石に投げやりがすぎるー!!!

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性別が迷子な俺は異世界転生して幸せになる。 @hayasegawamiyumu

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