窒息する。甘酸っぱい。アオハル。

不良の蒼汰くんと、空き教室に登校する白雪ちゃんは、ふとした電車での出会いから、交流するようになりました。
生きているだけで窒息しそうな、不器用で自分より他人を重んじてしまう白雪ちゃん。
その思考回路からは「自分を大事にすること」がポロリと抜け落ちていて、その危うさを、不良と評される蒼汰くんは、正義感からか、恋心?からか、黙って放っておけない。

あの頃は、学校と家という小さな空間での出来事と、価値観が世界の全てでしたね。
そんな中でもがきながら、不器用に、又は強引に歩んでいく2人を追いかけたいと思えます。
苦くて甘酸っぱくて、胸がキュッとなる、アオハルストーリー。おすすめです!

その他のおすすめレビュー

瑛珠さんの他のおすすめレビュー204