この国には問題がいっぱい!魔法少女がリアル社会問題と向き合う…

一見可愛い地球外生命体のモルモル。
人の役に立ちたい猪突猛進少女、優芽。
脱ネガティブを目指す、考え過ぎ少女、紬希。

モルモルは優芽の【人の役に立ちたい】という思いを食べて、その副産物であるヘッブを使い、優芽をピンクでフリフリの金髪キラキラ魔法少女に変身させた…!

ヘッブの力は工夫次第。
優芽とその助手になった紬希は【人の役に立つ】ために駆け回る。

ところが、
この魔法少女たちが訪れるのは…
対応の難しい自閉症児たちの通う施設。
それから、
認知症と老老介護を抱えるご夫婦のおうち。
…どんな暮らしをしているのか。
とてもリアルに描かれています。
でも、暗くない。重くない。
重苦しい題材なはずなのに、明るい登場人物のおかげで、暗いムードが払拭されています。

それよりも…素敵に見える魔法がコワイ。
とり憑いているモルモルは良くないモノ…?
何でも願いを叶えること。
万能な力を得ることのリスクが漂う。

少女たちの成長と全く先の見えないストーリー。
とても気になる作品です。(二章まで読みました)

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