アフォリズムコード/環境破壊構築/壊変引用変換

第20話

　その詭策とはこうだ、＿＿＿神自らが人間の負債のためにおのれを犠牲に供し給う、神自らが身をもっておのれ自身に弁済をなし給う、神こそは人間自身の返済しえなくなったものを人間に代わって返済しうる唯一者であり給う、＿＿＿債権者みずからが債務者のために犠牲となる、それも愛からして（信じられることだろうか？＿＿＿）、おのれの債務者への愛からして！……

（＿＿＿ニーチェ『道徳の系譜』）

　知についての否認を冗談としてやり過ごすことで、認識の責任の重さをやり過ごすための祖先木のアーキタイプの壊変。

　民族的フェティシズムの迫害と初子犠牲の結びつきをヘーゲル的な長子相続の代数的殺害で単民族国家と多民族国家の集合的散種性として人類の生物的種別性をミサイル発射の冷戦的対立の神話として演出すること。核攻撃の破砕サイクロトロンジェネレータが法権利になるときにスポーツ観戦のような平和護持が金融的領土の神話種族としてスキーマ的にアーキテクチャの集合値に割り込んでシンボルの象徴的記述をリンク的に多重化することで量子的定立を等差級列に微分する症候的な浮動性。放射能汚染の透明な敵意を共産主義的なプライバシーの知的財産に封じ込める切り離し。

　子供の夢を代数的に殺害する大量生産された探偵小説的なプロットを象徴という言葉の二重使用の内に見いだすこと。つまり一方でアメリカが定立した階層樹のドメイン的な介入操作の象徴天皇と日本が神々の祖としてリンクしていたスキーマ的なクエリの象徴天皇を法的な侵犯として攻撃する代数的対象の名前を同一の姓名判断として特定する武装警察の構造。日本において君主制の遺産である長子相続の制定法を家父長制の前近代的な遺物としてジェンダー的な平等性に攻撃させて、少女性の学生的な青春の母体的な重力を歌謡の時代性にループさせ続けること。性的な種子を自然発生的なシードのノードリンクに発散させ続ける身体なき器官。

　一般的な量の多さを排除や誤り訂正の符号を劣等視しないで建てられる基準は汎用性しかない。ロバスト設計は品質の過剰性能と需要評価の乖離が技術的に複雑であればあるほど有効利用される領域でしか価値実現をすることができない。もし環境的なゲームの適応基準が変わってしまえば、設計の使用は技術的蓄積ではなくデータの歴史的産物の副作用として記入され続けることになる。コストが軽い領域でなら競争価格の平均は許容できる領域に留まるが、巨大な技術集積が必要なコストパフォーマンスのスケールがインフレする領域ではロバストの努力は無限に国家の負債の品質管理の健全さと同一視される。不完全競争の汎用性が国家間競争の価格闘争にイデオロギー的に転移される。マイノリティの価値が特権的に西洋的抑圧の民族的差異の純粋さとして称揚されるのだ。

　血統種の動物的身体の競売性が調教的な適応形状の確率的オッズの勝利条件に因子化すること。年金保険機構の利得は全国民の等差級列的な微分性のスケールで年代毎に調達されるがゆえに、急いで逃げることの全力さが給付金の量的な付加価値を決定するから。蹄鉄を軍事的に徴用する餌の騎手の役割が労働力身体の民族的基調を血縁化するというペアユニットの名目変化率。政治的熱狂にかぶれないことの身分的優位性を馬の蹴る速度の応援に国旗化することで勝てない理由の遺産的説明を相続する。このことの民衆的形態が宝くじであって、そこでは紙切れの夢に莫大な税金運営の詐取的な期待値の数字がロット番号のように打ち込まれ、人々の労働の挫折的な補償を足の障害の手切れ金として平均的に分散する。これが「全体主義的指導者」のコンプレックスに翻訳されるのだ。

　原発事故が起こったのは共産主義国内の圏内であって、日本であった事故は地震の副次的な脱線効果の詭弁的な自然作用でしかないということ。というのもすでに核攻撃が二度も打ち込まれているから、資本主義陣営の騎手である日本は原子力事故の風評被害には惑わさないから。そのために天皇が見舞いにこようが、慰謝料を請求しようが何をしようが、放射能汚染は生態系を攻撃するナチズムという過剰が引き起こす害悪であって、決して民族的な系列の神々が祖先としての遺産を守ろうと自衛している人たちの軍事費を負担するためではない。そうではなくて、国民のスポーツ観戦の国際的な外交費用の捻出の一環として、ウイルスのパンデミックの被害に比肩するような浄化の祝祭行事を経済的な国民水準の向上として主催しなければならない。それは青空に澄み渡った死の特攻舞台の夢の舞台として散花が提示されることでのみ、沖縄住民の孤独死の形態が自殺的に守られることになるからだ。

　動物化されたポストモダンのスキゾキッズたちが欲動機械のフロイト的な形象をエクリチュール的な差異に脱線させること。それによって文脈的な読み方の形態変化が計画-綱領のプログラム的な自壊死に対抗することになるから。しかし放射能汚染の壊変はフェッチ-実行サイクル的な確率的応答の経路保存の積分で与えられるので、半減的な身体の計量を行うメタテキストを考慮するときには物理的身体と生物的身体が多重にメタファーになり微分利得の極限をウイルスの極限死のスケールまで年代的に引き延ばすことで凍結されると光学的な位相のアナロジーで寿命化してしまうこと。フォトニック結晶クラッドの復号散種金属の屈折率の変異率の密度行列が群体としての伝達速度密度を構成しているとイメージしてしまうことでスキーマとシンボリックリンクの言語構造をメタデータの視線誘導サービスとしてパフォーマンスに還元してしまうファルス関数の削除操作。フロイト的に言えば「トーテムとタブー」ではないのか。

　祖先の恐怖を増大させるための去勢を学問教育の奨学金機構の中に導入すること。美の製造過程が国家的な弾圧による支配者たちの軍製品規格の独占で成り立っているとしたら、その産業組織化は技術ユニットの種馬牧場的経営性で約束の履行だけを贈与の意味として女神化することになる。暴力の自発的換算可能性を戦争の抑止という名目で筋肉のトレーニングデータ行列に変換すること。そのことで種馬であることの負債を返済して、家畜に成り下がるまでに直線的な行動規範だけを覚え込ませること。子供を剰余享楽にまで貶めて労働と休暇日の関係を完全に環境責任の構造的配慮にまで還元すること。これが祖先の遺産を食いつぶしているという脅迫観念を保険料の投資信託として支払わせるための口実となる。日本という軍用犠牲島自体がそうであるのだ。

　あまりにも終わりぬいている。人間に対する同情と軽蔑だけが共有され続けているのだ。自分たちがそうであるということを他人の盗みに変えている。不法であることを守るために生存戦略そのものが毀損されているのだ。転生したところでどうなるのか？もっと馬鹿になることが天才性を躍動することにつながるとでもいうのか？これ以上ひどい学問への侮辱は考えられない。真理が無価値である以上、無価値な思考だけが批判されない唯一の意味になっているからだ。低劣であることが義務にまで高められている。ナチズムに反論するための思考としてゴミになることが教養になっている。詭弁的な真理との対立だけが真理の詭弁になるという倒錯だ。腐敗としての人類の自由。死んでいる人間を貶めることが正義の理念。復讐しないことが健康の最大の貢献。救いようのなさを救済の名誉にまで仕立て上げること。世界の終焉はもうとっくに実現しているのだ。

　この世の終わりまで破壊しないでものさばれる社会的持続性の安心設計とは何なのか。ナチズムへの対抗としてすべての言論を保守的なアーカイヴに委ねることが、その民族の祖先性を報復の理念に変えないで済ませられる贈与なのか。偏狭さの原則論と欠落の優しさの間で見下しの軽蔑と媚びの無視の論調を響き渡らせるべきなのか。そうではなく我々は負量を赤字としてではなくポテンシャルの確率的総和性として有することをその相殺の基準として持つべきだと思われる。というのも負量を社会的規範からの抑圧的な差異として表象しても分散的な生成というものに極限まで感染するだけであるように思われるからだ。彼らはそれを特定の悪魔的な政治家の記号的増殖として再現することを有罪のマトリクスとして負量に纏わせている。だがそのことほど贈与の症候として産出可能な意味はない。有罪であることは民族的社会では負債の私的法律の根拠なのであって、そのことが憎悪としての意味を共同体の排除として分散保障戦略に置換するものだからだ。自分たちが証券取引価格のフェアトレードとして儲けた利潤の時価総額を経済的貧困の税率への抑圧として民衆に所得分として移転しているだけなのだ。だから特定の政治家への憎悪は制度としての搾取がどのような分散保障として赤字を財政規律の名目に投資循環させているかということの本質を見えなくするためのヴェールに過ぎない。何のための壺だったのか？裏切りの愛の内在的質量化の代価だ。

　そもそもある言論の政治的経済的形態を分析するとは他者のマトリクスを欲望の位相に対して演繹的に機能させるということであって、それを主体のエクリチュールの文脈として読むなどということではない。そんなことを広めたのはポストモダンの大学人だけに過ぎない。しかしこのことはメタバースとしてなぜかもてはやされた。この言葉がヴァーチャルリアリティの可能性をそれなりに担保していたとしてもである。ポストモダンの文脈的な読み方の多様性がもっとも実践的になったコンテンツプラットフォームの匿名的鬼子でさえ、この規定を変えられなかった。おそらく分脈的な読み方としては中国は本当に悪い役割を果たしている。労働力の総体としての国家形態としては優れているのに、創出的な演繹としての象徴規定を完全にプログラムコードの介入と生態系アルゴリズムの記号循環にまで格下げしているからだ。もしアメリカと対立規定を形成するためだけにそれをやっているのなら悪質だし、日本の占領規定を無視して日本の思考の制限を軍事戦略のアメリカ的介入だ、とわめきたてることがすべてなら、自分自身のことを棚に上げていると指摘されても仕方がないことになる。というのもアメリカの中傷の本質は共産党が旧日本軍を制圧したことを台湾として分有して米軍が核兵器で完全に国体として天皇を黙らせたことを朝鮮に対して軍事的友好使節団の平和として冷戦規定を維持しようという普遍性に基づいているからだ。これが日本の自衛隊と非核原則の密約を存続させていることに中国側が「不透明だ」というのでは筋が通らない。北朝鮮が言っていることはそういうことである。理想的な政治的盟主としての外交的な国際条約の取引の問題ではないのだ。

　日本のやっていることはもっと終わっているのであって、自分自身に思い違いをしているなどという生易しい次元などではないのである。日本がやっていることは民族を粒子化することであって、そのためにどれだけ労働力が減ろうが本当は気にしていないのである。アメリカの多民族規定が戦争収容所の文化的虜囚で実現されているとしたら、日本は普遍的に有害な感染形式を民族の言語的な粒度の粗さとして持ちたいと本気で思っているのだ。そこで放射能汚染を政治的真理の法的産出として科学的なメタファーにしているのだが、もちろん放射能汚染はそういうものではないから海洋放出で地球を保全するための汚染的言論を気候環境的に要求しようとするのだ。いかれているのであって正気で話し合いが通用するような相手ではない。これは個々の住民がどれだけ善良で誠実で知的に優れていてもそうである。私が責任をもって保証するが、日本的無責任というものを甘く見てはならない。最後の最後になったら自分たちの責任を認めて謝罪するなどということは国が滅びてもあり得ない。仮に謝罪することが個人的にあっても日本のエクリチュールにそのような文字は書かれていないので、すべてアメリカとその敵対する秘密結社という暗号に否認変換されるからである。言い換えると日本に政治的責任という機構はないのだ。あるのは追放か流出かだけである。だから放射能汚染は追放的に流出しているのだ。

　なぜ日本をあの世に送り込むだけではだめで壊変しなければならないのか。それは日本という国は常世と幽世という二重規定で性的に存続しているからだ。しかもこの民族的結合という宗教的二重性の民族体験の多重性もまた制度としての宗教形態という次元では経済的分析を行えないということの理由になっている。日本は民族としての規定を生死の分有する神話的領土の統合規定としてスキーマされる天皇の産出的リンクネットワークで光学的に名称として存在しているため、何らかの身体的措定から種族的特徴や身分的階級制の継承や文化的規範のコードすらも同一性の規定として所持していない。すべては差異との性結合的なカオスで出産される穢れの負債的言説として音律化されている。日本の伝説上の動物的身体が持つすべての超常性は世界の気候現象の憑代であって、決して抽象的質量性として存在するような記入的代表象の上書きではないのである。あるのは更新としての削除規定とその刷新の歴運的な開けを民族の抒情的文学として記録に保存することだけに基づいている。風土紀や記紀文学などが日本のエクリチュールの本質規定を担っていて、感染的な霊媒に医療的なコードを接続できない理由はここにある。それは日本人が科学的にその原因を知ることができないということではなく、知っていても行動するための倫理的格率が共同体と常に矛盾するようなやり方でしか追放の実質として措定されないという点にある。いかに日本がアメリカの言うことを聞いているだけという身振りで自分たちの原発事故の対処能力の限界を巧妙にやり過ごしているかおわかりだろう。日本には「絶対に」原発事故に対処する「能力」がないのであり、それをやれるのは外国人だけだが、日本において「外国人」とは別の領土から来た人のことを指すのではなく、共同体から追放されている人を指すのだから、政治的に技術操作に国家として関われる操作は起こらない。個人的に危機に対処しても共同体としては復元能力が働いて元の木阿弥になってしまうのだ。

　日本において負量は明らかに神話的に統合できない要素である。根号の穿ちというものだけではシニフィアン連鎖になるだけで、そのシャード的な水平性の思考連結を紀行性から解放することができないのである。「空」の彷徨いというものはコンテンツプラットフォームで囲い込まれる限りの原理化であり、おそらく思考として尊重されることはあっても、その実現形態は寄与の空腹への宗教的な違和感の表明から完全には支持を得られないだろう。古典的な等速直線運動を考えるのでもない限り、重力と「空」は違うものだからである。差異ではなく種別を考えるには時間経路のダイアグラムを負の性的な量子ループとして書き込みを壊変していくことが制定法の融通の利かない時間的犯行の正義の回復として求められている。貨幣の等差級列の発散を無限にゼロの加減重にトランザクション処理していくことは、アーキテクチャをどんな場合でも前もって差異的な議論を呼ぶニュースによって生成されるようなエクリチュールの読み取りに適応させないようにするための愛の創造を明晰な言葉の呼び出しとして「空孔化」しなければならない。量子としての振る舞いは欲望に荷電することでのみ、その離散的な快楽を満たすことができる。最適化された享楽の穴に「空洞化」されない汎用的な技術形態の労働には光の微分利得を「抑圧」する分散保障戦略を死の欲動の性的な確率の相姦屈折率から精子と卵子が決して性的な意味を持たない生産物として扱われる妊娠の病気化を量子的命名の苦の重力子に憎しみとして決して出会うはずのない優しさに向かって排出していかなければならないのだ。