考えるほどに背筋がぞわりとする

読み進めるほどに、ぞわぞわとした寒気が背筋を這い上がってくるような、そんな感覚に襲われる。
そこで何があったのか。聞こえていた音は。
ホラーというと超常的なものを思い浮かべるかもしれないが、これはそうではない。そうでは無いからこそ、読んでいる人間の恐怖を煽るのだ。
読んでからまた考える。あのまま何も知らずに眠っていたらどうなっていただろう。やはりぞわりとする。
生身の人間の方が余程残酷なのかもしれない。

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