時代を超える想いが美しくも切ない物語
- ★★★ Excellent!!!
大正~平成を舞台にまっすぐ一途に生きる女性 春代の視点で描かれたお話で、切なくも生きること・愛することの素晴らしさを教えてくれる作品です。
時代の荒波の中でも春代の一途な想いを描写する一方で、戦争による非情な現実も書かれており、令和の恋愛とは形が若干異なる、戦時中ならではの緊張感ある恋心が繊細に描かれています。
私たちが普段 何気ない日常を過ごす中にある「平和の尊さ」と「命の大切さ」、『追憶の彼方の光』という作者さまの作品を通してもう一度考え直したくなりました。