戦闘機が飛び、戦う――そのすべてを描く

何故、飛行機は空を飛べるのか。
何故、戦闘機は空で敵と戦えるのか――?


そう聞かれれば

「えっ? 戦闘機なんだから、空を飛んで戦うのは当然でしょ?」

と感じてしまうかもしれません。
しかし、その「当然」を支えるモノがあります。


【蒼穹の裏方】というタイトルの通り、上記のような「当たり前」を裏から支えるモノにスポットを当てたのが本作です。


強い戦闘機って、何が強いの?
エンジン馬力って、どのくらいあると凄いの?
ジェットエンジンってどうやって作られるの?
飛行機にも積める、軽くて強い機関砲ってどんなの?
重たい爆弾を積むためにどうするの?


読み進めれば「そういうコトか!」と気が付くと同時に、これを作り出すために人が積み上げてきた技術、努力、情熱を目の当たりにできると思います。


軍用機――戦闘機、雷撃機、爆撃機、偵察機が空を飛び、戦う。
それを技術で支える「裏方」を是非、ご覧下さい。


そして、後半から【激闘編】として開発記ではなく、航空機を中心とした戦闘が始まります。仔細に描かれる航空機と、これらが活躍する戦局、両方をご堪能下さい。

その他のおすすめレビュー

防衛太郎さんの他のおすすめレビュー398