まさか本当に泣ける話だとは思いませんでした

めちゃくちゃ笑いました。
のっけから腹筋よじれるかと思いました。

主人公が本屋で黒ずくめの強盗に連れ去られるという衝撃展開から幕を開ける本作は、タグにある通り「夏」「変態」「泣ける話」という3つのお題を元に書かれたもの。
唐突に始まった美少女との逃避行(?)は、下ネタオンパレードで進行していきます。
「エロ響く言葉選手権」などは作者さまの豊富な語彙力がこれでもかというほど無駄遣いされており、凄まじくしょうもなくて最高です。

と、ゲラゲラ笑いながら読んでいたら、ラストの展開にやられました。
あまり書くとネタバレになるので、ぜひ読んでください。
全体的に「変態」のトーンで進み、我々の思い描く「夏」の概念が余すところなく盛り込まれ、そしてびっくりするほど「泣ける話」。
お見事でした。素晴らしい。めちゃくちゃ面白かったです!

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